用語集

妖怪医学百科(ようかいいがくひゃっか)(道具)

あやかしたちの体質についてや、病気の症状、治療法が書かれた事典。
春日によって風邪薬と共に葵に預けられた。
もとは春日と同室で、医学にも明るい静奈の持ち物と思われる。

(あおい)料理(りょうり)(設定)

ごくごく普通の家庭料理。
あやかしと渡り合う手段として、史郎から教えられていたという経緯もあるが、史郎について全国を転々としていたことでレパートリーが増えていったと思われる。
隠世に来たことで、あやかしの霊力を回復する力を持っていたことが判明する。

退魔師(たいまし)(設定)

かつて現世と隠世の行き来が今ほど難しくなかった時代に、
現世で人間に悪さを働くあやかしの退治を生業としていた人々。
葵の祖父の史郎は退魔師が嫌いだったらしい。

境界(きょうかい)岩戸(いわと)(場所)

隠世と他の世界を結ぶ門。北東の地にある鬼門岩戸神社の更に奥にある。
曜日によって繋がる世界が変化し、六つの世界へ行くことが出来る。
通るには高額な通行札が必要。

カレーライス(設定)

現世の料理。
葵の記憶にある母の味。思い出の手料理。

銀天街(ぎんてんがい)(地名)

天神屋と境界の岩戸がある小山を繋ぐ大商店街。盛大な七夕まつりが有名。
鬼門の地の特産品である食火鳥のとり天を扱う天満食堂を始め、星ケ枝餅が有名な甘味屋・星枝、天神屋でも茶葉を仕入れている香椎茶園など、人気店が軒を連ねる。
土産物としては、鬼のお面が人気。

ろくちゃんのさくらんぼジュース(道具)

葵が作ったさくらんぼ味のアイスの材料。
ろくちゃんとは、水巻農園を経営するろくろ首・六助のこと。
さくらんぼ以外にも各種野菜を育てており、天神屋の仕入先となっている。

妖都新聞(ようとしんぶん)(道具)

妖都で発行され、隠世の各地で読まれている新聞。
大旦那が妖都に訪れた際に葵を婚約者として宣言した騒動を“鬼嫁あらわる”という記事にして知らしめたことからも、隠世への影響力の強さが伺える。
人気作家・薄荷坊のコラムも連載中。

鬼門岩戸神社(きもんいわとじんじゃ)(地名)

境界の岩戸を祀る神聖な神社。
銀天街の先にあり、長い石段の上に赤い鳥居を構えている。
恋愛成就から商売繁盛まで、広く縁結びのご利益があるという。

天神屋(てんじんや)御庭番(おにわばん)(設定)

天神屋の庭掃除から、要人の身辺警護、いざというときの外敵対策までを行う。
代々かまいたち一族の家業で、大旦那の護衛はサスケの父であるサイゾウの担当。
言葉の語尾に“ござる”をつけるのが習わしとなっているが、まだ若い見習いの御庭番たちは忘れてしまうことも。

天神屋(てんじんや)のお帳場(ちょうば)(場所)

天神屋の経理、会計、財務などを取り仕切る部署。
経理事務員たちもエリート揃いで、お帳場長補助の千鶴なども勤めている。
ちなみに隠世の金銭単位は“蓮(れん)”。